事業再構築補助金2次公募採択結果! ~採択結果からみる3次公募対策~
この度、事業再構築補助金の2次公募採択結果が発表されました!
その結果のまとめと分析を行ってみましたので、3次公募以降にチャレンジされる企業様は是非ご参考ください。
2次公募採択結果・申請件数 20,800件
・申請要件を満たした件数 18,333件
(つまり12%にあたる2,467件が不備であった)
・採択件数 9,336件
・採択率(全国平均)50%
※申請要件を満たした件数を分母とした場合
採択のポイント
●ポイント1●
・1次公募に引き続き、不備で不採択になっている申請が多くあります。
申請前に不備等がないか必ず確認しましょう。
不備がないかここをチェック!
1.添付書類に不足がないか確認しましょう。
2.事業計画書の内容と添付資料(主に数値)で相違がないか確認しましょう。
3.添付ファイルにパスワードがかかっていないか、ファイルが壊れていないか確認しましょう。
4.電子申請で入力する項目に間違いがないか確認しましょう。
●ポイント2●
・採択率は50%と、1次公募の41%(不備申請件数を除く)からさらに採択率が向上しました。
審査項目を確実に踏まえた事業計画にすることで、採択の可能性を向上することができます。
改めて審査項目を理解して事業計画書を作成するようにしましょう。
審査項目のポイント
特に差がつくと思われる審査項目はココ!
皆様の事業計画において、以下の項目で評価を得られるように計画内容をご検討ください。
事業化点
・事業化に向けて、競合他社の動向を把握すること等を通じて、市場ニーズを考慮しているか。
特に飲食店などの店舗型であれば、近隣の市場や競合調査を行いましょう。
・補助事業の成果の事業化が寄与するユーザー、マーケット及び市場規模が明確か。
市場ニーズの有無を検証できているか。
・補助事業の成果が価格的・性能的に優位性や収益性を有しているか。
最後に事業再構築補助金は5次公募まで実施が予定されています。
コロナ禍が長期化する中で、これからの事業戦略を見直す必要がある企業様は、是非補助金を活用して新たな取り組みにチャレンジされてはいかがでしょうか。
これまで2回の公募が行われましたが、決して楽に補助金がもらえるわけではありません。
ですが、2回の採択結果を踏まえ、どんな事業計画がより採択されているのかという傾向は見えて参りました。
今回は、そのポイントを一部ご紹介いたしました。
申請者である企業様におかれましても、事業計画作成に入る前に、改めて審査項目で見られるポイントが貴社の取り組みにおいてどうなのかを、じっくり検討してみましょう。
そうすれば採択の可能性がますます高まってくる事でしょう。
その検討した内容は、是非第三者である認定支援機関に聞いてもらい、客観的なアドバイスをもらうことも重要です。
LOTUS会計事務所でも、事業再構築補助金の申請サポートを行っていますので、ぜひご相談ください!